2012年4月30日 11:36 PM
前回の記事「エベレスト・トレッキングとクレジットカード」ではエベレスト・ベースキャンプまでトレッキングをした話をしたけど、今回は下山の話。と言っても通常の下山ではなく、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を使ってのヘリコプターでの下山。本来ならヘリコプター代だけで8,750アメリカドル(約774万円)必要だったから、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険でこの8,750アメリカドルが無料になったのは本当に助かった。病気になってから、保険金が振り込まれるまでの流れを下記にまとめた。
【病状悪化~レスキューヘリでの下山 2012年3月20日~3月21日】
エベレスト・ベースキャンプから徒歩で2時間くらいの場所にあるゴラクシェプ(標高5,140m)で妻が高山病にかかってしまった。ガイドさんと相談した結果、自力での下山は危険という判断になったので、レスキューヘリを呼ぶことにした。エベレスト・トレッキングも海外旅行傷害保険の対象になることは予めアメックスに確認済み!ガイドさんがレスキューヘリを呼んでくれている間に、アメックスに妻が高山病になったから海外旅行傷害保険を使ってヘリコプターで下山したいことを携帯電話で伝える。
2012年3月31日 11:52 PM
「エベレスト・トレッキング」と「クレジットカード」は一見無関係に思えるが、実はそんなことはない。エベレスト・トレッキング中は途中までクレジットカードを利用できるし、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険だって役に立つ。以下は2012年3月11日~3月20日にかけてエベレスト・トレッキングに行ってきた私の実体験。
3月10日にネパールのカトマンドゥ空港に到着。そのままタクシーでホテルに向かう。ホテルでのチェックイン時にホテルの人に「トレッキングに行く予定はあるのか?」と聞かれたので「トレッキングには行きたいと思っている。だから今からツアーを探しに行くつもり」と答えると、「ホテルでもトレッキングの手配ができる。トレッキング中の不要な荷物はホテルで預かるよ」と言われたので話を聞くことに。ネパールはトレッキングが有名で、たくさんのトレッキングコースがある。私はエベレスト・ベースキャンプ、カラパタール、ゴーギョピークに行く全16日間のトレッキングコースを選択した。コースが決まると「保険には入っているか?」と聞かれた。高山病や怪我などでレスキューヘリを呼ぶとかなり高額の請求をされるので保険には入っておいた方がいいらしい。「クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険なら入っている」と伝えると、「それでOKだ」とのこと。16日間のトレッキング費用は全て込み(カトマンドゥ⇔ルクラ 往復の飛行機、宿泊するロッジ、1日3回の食事、防寒具と寝袋のレンタル、サガルマータ国立公園入域料、ネパール政府公認山岳ガイド1人、ポーター1人)で2人(私と嫁)で約2,400アメリカドルだった。事前に調べていた料金と大差がなかったのと、対応してくれた人もガイドも日本語を話せるのでここに決めることにした。

ホテルでのトレッキングコースの打ち合わせの様子

トレッキング費用はクレジットカード決済OKだった
念のため、エベレスト・トレッキングでも海外旅行傷害保険が適用されるのかアメックスに電話で確認してみた。ホテルの人はクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険でもOKと言っていたが、万一保険が適用されなかったら洒落にならないからだ。確認したところ、下記以外の場合なら保険は適用されるそうだ。
・ピッケルなどの専用の登山用具を使う必要がある場合は保険が適用されない
・ロッククライミングをする場合は保険が適用されない
・特別な持病を持っている場合は保険が適用されないことがある
ガイドによると今回のトレッキングコースでは専用の登山用具は必要ないし、もちろんロッククライミングもしないとのことなので、ホテルの人が言うようにクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険はエベレスト・トレッキングでも適用されるようだ。ただ少し気になる点がある。それは「海外旅行傷害保険を利用する為には医者の診断書が必要」だということ。エベレスト・トレッキングの途中で高山病で倒れたとして、その場に医者がいる可能性は非常に低い。つまりその場で医者に診断してもらい、その場で診断書を手に入れるのはほぼ不可能ということだ。レスキューヘリで下山して病院で診断してもらってからしか診断書を手に入れることはできない。もし万一、自分の判断でレスキューヘリで下山して、病院で「この程度の症状ならレスキューヘリで下山する必要はなかった」と診断されたらと思うと怖い。高山病というのは、下山すると途端に症状が良くなるもので、病院に着いた頃には元気になっていることも珍しくない。この話をガイドにしたら「自分はガイド歴15年。レスキューヘリで一緒に病院に行った経験もある。病院には自分も一緒に行くから安心して」と言ってくれた。ネパール政府公認山岳ガイドが一緒に高山病だったと説明してくれるならば、医者もきっと疑いはしないだろう。
下記は実際のトレッキングの日程。カトマンドゥからエベレスト・トレッキングの起点となる空港のあるルクラまでは飛行機で移動するが、それ以外は徒歩で移動。毎日、次の宿がある所を目指して4~6時間くらい歩く。ガイドの言うとおり、エベレスト・ベースキャンプにもカラパタールにも専用の登山用具は一切使うことなく到着できた。
【実際のトレッキング日程】
3月11日(1日目): カトマンドゥ→(飛行機)→ ルクラ(標高2,840m) → パクディン(標高2,610m)
3月12日(2日目): パクディン(標高2,610m) → ナムチェ(標高3,440m)
3月13日(3日目): ナムチェ(標高3,440m) ※高所に体を慣らすためナムチェで2泊
3月14日(4日目): ナムチェ(標高3,440m) → プンキテンガ(標高3,250m) ※少し体調を崩してしまった為、予定よりも進まなかった
3月15日(5日目): プンキテンガ(標高3,250m) → パンボチェ(標高3,930m)
3月16日(6日目): パンボチェ(標高3,930m) → ディンボチェ(標高4,410m)
3月17日(7日目): ディンボチェ(標高4,410m) → ロブチェ(標高4,910m)
3月18日(8日目): ロブチェ(標高4,910m) → ゴラクシェプ(標高5,140m) → エベレスト・ベースキャンプ(標高5,364m) → ゴラクシェプ(標高5,140m)
3月19日(9日目): ゴラクシェプ(標高5,140m) → カラパタール(標高5,600m) → ゴラクシェプ(標高5,140m)

エベレスト・トレッキングの起点となる「ルクラ」

パクディンのナマステ犬
「ナマステ(ネパールの挨拶)」って言うと前足を合わせてナマステの仕草をする愛らしい犬

パクディンとナムチェの間の道
エベレスト街道周辺に住んでいるシェルパ族はチベット仏教を信仰している人が多い

今回のトレッキングコースの中では一番大きな街「ナムチェ」。
ナムチェではクレジットカードを利用できる。ただし、7~10%くらい手数料を取られる。
利用できるブランドはVISA、マスターカード。
ナムチェより先はクレジットカード利用不可。

ナムチェではキャッシングもできる。
ただし、キャッシング枠ではなくてショッピング枠を利用する方式だったので、日本発行のクレジットカードの場合は利用するとショッピング枠の現金化と見なされ規約違反になってしまう可能性がある。
ちなみに手数料は8%。例えば20,000ルピー現金で欲しい場合は、8%をプラスした21,600ルピーをお店にショッピング扱いでクレジットカードで支払い、自分は20,000ルピーを受け取る。
普通のATMもあったけど、どうやらこの日は調子が悪いようでキャッシングできなかった。

ロブチェとゴラクシェプの間の道

ゴラクシェプとエベレスト・ベースキャンプの間の道

エベレスト・ベースキャンプ

カラパタール(標高5,600m)から見たエベレスト
真ん中の黒いのが世界一高い山エベレスト(8848m)
と、こんな感じでエベレスト・トレッキングを楽しむことができた。今回はクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険のお陰で、別途保険に入らずにすんだので保険代を浮かすことができた。保険代はトレッキングの期間などによって変わるらしいがだいたい1万円くらいだそうだ。エベレスト・トレッキング同様、ピッケルなどの専用の登山用具を使う必要がない海外登山をよく楽しんでいる人であれば、海外旅行傷害保険重視でクレジットカードを選ぶのもいいかもしれない。これも一つのライフスタイルに合ったクレジットカード選びと言える。
お気づきの人もいると思うが、私たちはゴーギョピークには行っていない。嫁がベース・キャンプで高山病にかかってしまい、レスキューヘリでゴラクシェプからカトマンドゥまで戻ったからだ。レスキューヘリは3時間のチャーターで8,750アメリカドルだったが、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を利用できたので自己負担はない。このことは次のブログ記事で改めてまとめたいと思う。
※保険の細かい規約は各クレジットカード毎に異なる。また規約は変わることがあるので、念のため、海外登山の前にカードデスクに保険が適用されるかどうか確認した方がいいだろう。その方が安心して登山を楽しめる。また万一のことが起こってしまった場合、どのくらいの費用がかかるのか、手持ちのクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険だけで足りるのかどうかも併せて事前に確認しておきたい。
2011年9月2日 8:19 PM
モンゴルの首都ウランバートルにはクレジットカードを利用できるお店が結構ある。ブランドとしてはVISA、次にマスターカードが強い。逆にダイナースを利用できるお店はほとんどない。JCBはお店にJCBのステッカーを貼ってあっても利用できないことがある。

モンゴルの首都「ウランバートル」の街並み
モンゴルというと草原のイメージがあるけど、首都であるウランバートルは結構栄えてる。街のあちこちでビルを立てていたり、大きな橋を作っていたり、歩道にタイルを張っていたりと開発真っ盛り!
クレジットカードの普及状況はというと、結構使える。レストラン、カフェ、ホテル、スーパーなどで利用可能。タクシーは白タクばかりなのでクレジットカードは利用できないと考えていい。
■モンゴルで使い勝手のいいブランドは?
モンゴルでもやはり、VISAとマスターカードが使えるお店が多い。特にVISAが強い印象。クレジットカードの利用できるお店であればVISAが利用できると考えていい。JCBはお店にJCBのステッカーが貼ってあっても使えないことが何回かあった。アメックスはまあまあ。ダイナースを使えるお店はほとんど見かけなかった。ブランドショップくらい。ルイヴィトンのお店ではダイナースもOKと言っていた。

レストランの入り口に張ってあるステッカー

スーパーのレジの端末
モンゴルでクレジットカードからキャッシングする方法は2通り。1つは他の国と同様でATMからキャッシングする方法。もう1つは銀行の窓口でクレジットカードを渡してキャッシングする方法。後者の方法ならモンゴルの通貨のトゥグリクだけでなくアメリカドルでのキャッシングも可能
モンゴルでクレジットカードからキャッシングする方法は2通りある。1つは他の国と同様でATMからのキャッシング。言語はモンゴル語だけでなく英語も選択できるからモンゴル語が分からなくても大丈夫。日本とは違い、夜は閉まってしまうATMが多い。

モンゴルのATM
もう1つは銀行の窓口でクレジットカードを渡してキャッシングする方法。この方法であれば銀行によってはモンゴルの通貨のトゥグリクだけでなくアメリカドルでのキャッシングも可能。モンゴルではアメリカドルも流通していて、ホテルやツアー会社ではアメリカドルで料金が表記されていたりする。アメリカドルで表記されているものをトゥグリクで支払うことはできるが、トゥグリクで表記されたものをアメリカドルで支払えるとは限らない。あくまで基本通貨はトゥグリク。トゥグリク⇔アメリカドルの換算レートはお店によりまちまち。

ここの銀行でアメリカドルのキャッシングができた
銀行の窓口でキャッシングするにはクレジットカードとパスポートが必要。窓口で「クレジットカードでキャッシングしたい」と伝えると、金額を聞かれ、パスポートの提示を求められる。そしてレシートにサインをすれば手続き完了。現金を受け取ることができる。

モンゴルの銀行の窓口でキャッシングしたときのレシート
ゴビ砂漠やフブスグル湖を巡る2週間のツアー代金2人分(2875ドル)なので金額が大きくてキャッシングできるか不安だったけど、無事キャッシングできた。
以上、長くなりましたがモンゴルのクレジットカード事情でした。
クレジットカード完全比較について
クレジットカード完全比較は元クレジットカード会社社員が運営するクレジットカード比較サイトです。サイト管理人はクレジットカード会社退職後、世界を旅し、世界中でクレジットカードを使っています。このサイトでは私自身の経験を元に、より正確でより有益な情報を提供していきたいと思っています。