海外での治療費用は高額になりがちなため、安心して海外旅行に出掛ける為には海外旅行保険への加入は大切です。損保ジャパンのホームページに記載されている例では、アメリカで盲腸の手術をし入院すると約240万円も必要になります。
とはいえ、海外旅行保険に加入するとなると数千円はかかります。例えば、A社でハワイ7日間の海外旅行保険に加入すると約4千円です。安心のためとはいえ、決して安い金額ではありません。せっかく安いツアーを見つけたのに保険代で数千円プラスされてしまっては残念ですよね。そこで注目したいのが海外旅行傷害保険が付帯している年会費無料のクレジットカードです。
旅行好きな方なら知っている方もいるかと思いますが、クレジットカードの中には付帯サービスの一つとして海外旅行傷害保険が付いているクレジットカードがあります。数は多くありませんが年会費無料で海外旅行傷害保険が付いているクレジットカードもあります。
下記1~3の条件を満たすクレジットカードにはJCB EIT(エイト)、横浜インビテーションカード(ハマカード)、楽天カードが挙げられます。
1.年会費無料
2.海外旅行傷害保険付き
3.学生専用クレジットカードまたは、若者専用(20代専用)クレジットカードではない
下表はJCB EIT(エイト)、横浜インビテーションカード(ハマカード)、楽天カードに付帯する海外旅行傷害保険の補償額詳細です。補償額が高額な傷害死亡・後遺傷害に目が行きがちですが、疾病治療費用にも注目してください。なぜなら、疾病治療費用は保険項目の中で利用される率が高く(ジェイアイ傷害火災の2008年度のトラブルデータより)、そして海外での治療費は高額になりがちだからです。
| JCB EIT(エイト) | 横浜インビテーション カード(ハマカード) |
楽天カード | ||
| カード画像 | ![]() |
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|
| 年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | |
| 海外旅行 傷害保険 |
傷害死亡・後遺傷害 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 |
| 傷害治療費用 | 100万円 | 200万円 | 200万円 | |
| 疾病治療費用 | 100万円 | 200万円 | 200万円 | |
| 賠償責任 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | |
| 携行品損害 | 20万円 | 20万円 | 20万円 | |
| 救援者費用 | 100万円 | 200万円 | 200万円 | |
| 付帯条件 | 自動的に付帯 | 自動的に付帯 | 旅行代金のカード払い | |
| 補償期間(出発日から) | 3ヶ月間 | 90日間 | 90日間 | |
JCB EIT(エイト)と横浜インビテーションカード(ハマカード)と楽天カードと一覧表で比較する
海外旅行保険付きのクレジットカードを複数持っている場合、傷害死亡・後遺障害以外の補償額は合算されるので海外旅行保険付きのクレジットカードを複数枚持っていれば無料で手厚い補償を受けることができます。例えば、JCB EIT(エイト)、横浜インビテーションカード(ハマカード)、楽天カードの3枚の補償額を合算すると以下のような補償になります。3枚とも年会費無料なので、これだけの補償を無料で受けることができてしまいます。
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JCB EIT(エイト) | + | 横浜インビテーション カード(ハマカード) |
+ | 楽天カード | = | 補償額合計 | |
| 傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | ||||
| 傷害治療費用 | 100万円 | 200万円 | 100万円 | 500万円 | ||||
| 疾病治療費用 | 100万円 | 200万円 | 100万円 | 500万円 | ||||
| 賠償責任 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 6,000万円 | ||||
| 携行品損害 | 20万円 | 20万円 | 20万円 | 60万円 | ||||
| 救援者費用 | 100万円 | 200万円 | 100万円 | 500万円 |
同一カード会社のクレジットカードを複数枚所持していても補償額は合算されない場合があります。保険金額の合算を考えてクレジットカードを選ぶ際は、異なるカード会社のクレジットカードを選んでください。
定期的に海外に行かれる方なら年会費が10,000円を超えるようなゴールドカードを検討してみるのも手です。年会費が10,000円を超えるようなゴールドカードであればより充実した海外旅行傷害保険が付帯しています。海外に行く度に海外旅行保険に加入するコストを考えると、年会費以上に節約になるケースもあります。また年会費が10,000円を超えるようなゴールドカードであれば無料で空港ラウンジを利用できます。空港ラウンジではソファでくつろぎながらドリンクを飲むことができるので、これも節約につながります。
旅行代理店で海外旅行保険への加入を勧められた際に「クレジットカードの保険があるから、海外旅行保険には加入しません」と加入を断ると、「クレジットカードの付帯保険だけでは不安ですよ」と言われた経験がある方もいるのではないでしょうか?
旅行代理店は自社の利益の為に海外旅行保険への加入を薦めている一面はありますが、確かにクレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険だけでは不足することがあるのは事実です。例えば、プライベートジェット機で病院に搬送され治療費の請求額が1,000万円を超えた事例もあります。治療費は国ごとに異なるので、治療費が高額になることが予想される国に行く場合には別途、旅行代理店で薦められるような有料の海外旅行保険に加入するという手もあります。損保ジャパンの新・海外旅行保険【off!(オフ)】のようなクレジットカードの付帯保険にプラスする保険もあります。
海外での高額な治療費の一例
| 例1 | ハワイで溺れて意識不明になりICUで治療を受け、1ヶ月の入院後、看護師付き添いの下プライベートジェット機で帰国し、さらにその後通院した場合、かかった費用の合計は17,000,000円。 |
| 例2 | 中国で路線バスに搭乗中、トラックが衝突し足を骨折。病院に搬送されたが、その後2度転院し、転院先の病院で手術を受ける。事故日から17日後、看護師付き添いのもとで日本に帰国した場合、かかった費用の合計は6,664,543円。 |
【損保ジャパンのホームページより(データ引用日:2010年11月27日)】
保険の考え方は人それぞれなので、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険だけで十分かどうかは最終的には個人個人の判断になります。同じ治療を行なっても治療を行う国によって治療費は大きく異なります。それぞれの国での治療費を確認の上で判断してください。
少し堅苦しくなってしまいましたが、現実にはクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険だけで海外に行かれている方は大勢います。それでは良い旅を!