「QUICPayそれともiD?」「Suicaチャージは?」Apple Pay対応早見表とApple Pay対応おすすめクレジットカード
目次
Apple Pay対応早見表
カードブランド | 国際ブランド | 使えるお店 | Suicaチャージ | アプリ内/web上 | |
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FeliCa (国内のみ) | タッチ決済 (国際規格) | ||||
三井住友カード | *1 | ||||
三井住友銀行と三井住友カードのOliveフレキシブルペイ | |||||
dカード | |||||
ライフカード | |||||
イオンカード | |||||
SMBCファイナンスサービス | |||||
ポケットカード | |||||
メルペイ | |||||
ソフトバンクカード | |||||
住信SBIネット銀行のデビットカード | |||||
ミライノ カード | |||||
JCBカード | |||||
アメリカン・エキスプレス・カード | |||||
ダイナースクラブカード | |||||
TRUST CLUBカード | |||||
MUFGカード | |||||
DCカード | |||||
ニコスカード | |||||
ラグジュアリーカード | |||||
アプラス | |||||
ビューカード | |||||
楽天カード | |||||
PayPayカード | |||||
オリコカード | |||||
ジャックスカード | |||||
セゾンカード | |||||
UCカード | |||||
エポスカード | |||||
ティーエスキュービックカード | |||||
セブンカード | |||||
リクルートカード | |||||
UCS | |||||
エムアイカード | |||||
au PAY カード | |||||
ローソン銀行 | |||||
三菱UFJ銀行のデビットカード | |||||
みずほ銀行のデビットカード | |||||
Kyash |
早見表のタッチ決済のデータは実態とはずれている
このApple Pay対応早見表は各カード会社と国際ブランドの公式サイトの情報を基に作成したものですが、早見表の「タッチ決済」のデータは実態とはずれてしまっています。実際にはApple Payでタッチ決済を使えるカードはもっと多いです。Apple Payに登録できるMastercard、JCB、American Expressなら、Apple Payでタッチ決済を使えるという認識で基本的には問題なさそうです。詳しくは後述します。
細かく見ると例外あり
細かく見ると例外があり、カードブランドとしてはApple Payに対応しているのに、Apple Payを使えないクレジットカードも一部あるので注意してください。法人カードや提携カードなどではApple Payを使えないことがあります。
「QUICPay」と「iD」、どちらがいいのか
Apple Payに登録(正確にはWalletアプリに登録)するカードブランドによって、「QUICPay」としてApple Payを使えるのか、「iD」としてApple Payを使えるのか変わってきます。
QUICPayとiDとで使えるお店に違いがあるので、理想を言えば、Apple Payに複数のクレジットカードを登録して、QUICPayとiDの両方を使えるようにしておくのがベストです。両方使えれば、QUICPayのキャンペーンとiDのキャンペーン、どちらの恩恵も受けることができます。年会費無料でApple Payに登録できるクレジットカードもあるので、コスト的な心配は不要です。ですが、QUICPayとiDはどちらも主要なコンビニで使えますし、QUICPayとiD両方に対応しているお店も多いので、どちらか1つでも十分にApple Payを活用できます。なのでQUICPayでもiDでも、どちらでもいいかなと思います。
「QUICPay」「iD」と「タッチ決済」の使い分け方
例えば、Visaブランドの三井住友カードをApple Payに登録すると、iDまたはタッチ決済(Visaのタッチ決済)として使えます。2つの支払い方法が選択できるとなると難しく感じるかもしれませんが、使い分け方は簡単です。iDを使いたければ「iDで」、タッチ決済を使いたければ「クレジットで」とか「クレジットのタッチ決済で」と支払い時に伝えるだけです。タッチ決済はクレジットカードの決済方法の一種なのでこういう伝え方になります。支払い方法を伝えた後に、iPhoneやApple Watchを決済端末にかざすと指定した支払い方法で決済が行われます。さすがAppleと思わせる使いやすさです。
タッチ決済とは
タッチ決済は国際規格の非接触決済で、Visaのタッチ決済、Mastercard®タッチ決済、JCBコンタクトレス、American Expressコンタクトレス、Diners Clubコンタクトレスなどが該当します。NFC PayやEMVコンタクトレスとも呼ばれています。日本でもタッチ決済が普及してきていて、コンビニやマクドナルドなどで利用できます。
おすすめのApple Pay対応クレジットカード
対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用するとポイント最大7%還元「三井住友カード(NL)」
対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用するとポイント最大7%還元*2。カード番号が印字されていないナンバーレスカードなのでカード番号を盗み見される心配がない。
年会費 | 永年無料¥0 |
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国際ブランド | |
三井住友カード(NL)は三井住友カードが2021年に発行を開始した年会費永年無料カードです。一般加盟店での還元率は0.5%と標準的ですが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどでスマホのタッチ決済(Visaのタッチ決済、Mastercard®タッチ決済)を利用するとポイント最大7%還元*2です!Apple Payでのタッチ決済もポイント最大7%還元の対象になります。日常的に対象のコンビニや飲食店を利用するなら持っておきたい1枚。
三井住友カード(NL)の還元率
三井住友カード(NL)をApple Payに登録するとiDまたはタッチ決済として利用できるようになりますが、iDとして利用した場合はポイント最大7%還元の対象にはならないので注意してください。タッチ決済として利用しないとポイント最大7%還元の対象にはなりません。
- スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象
- iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
- 商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象にならない
- 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払いする場合あり。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象にはならない。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用される店舗によって異なる場合がある。
- 通常のポイントを含む
- ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合がある
39歳以下の方のみ申し込みできる高還元カード「JCB CARD W」
JCB CARD WはJCBが発行する年会費永年無料の高還元カードです。ポイント還元率だけで見ると、同じJCBが発行する年会費1万円以上のJCB ゴールドやJCB プラチナよりも上です。39歳までしか申し込みできないのにもかかわらず、発行枚数100万枚を突破しています。39歳までに所有していれば40歳以降も年会費無料のまま継続できます。
JCB CARD Wは一般的なJCBカードに比べてポイントがいつでも2倍たまります。パートナー店ではさらに多くのポイントがたまり、例えば、Amazon.co.jpとセブン-イレブンでは4倍、スターバックス カードへのオンラインチャージでは11倍のポイントがたまります。セブン-イレブンではApple Payでの利用分もポイント4倍です。ためたポイントを1ポイント=5円相当の商品(nanacoポイント、JCBプレモカードへのチャージなど)に交換した場合の還元率は下のグラフのようになります。
JCB CARD Wの還元率
公式サイトJCBカード W - 新規入会&条件達成で最大15,000円キャッシュバック
QUICPay利用分は2%還元「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」
QUICPay利用分は2%還元。1円でも利用すれば翌年度年会費無料。
- QUICPay利用でポイント2%相当還元
- 年1回以上の利用で翌年度年会費無料
- ポイントの有効期限は無期限
年会費 | 1,100円(税込) |
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国際ブランド | |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、QUICPay利用分2%還元*4のお得なカード。コンビニ、スーパー、ファミレス、カフェ、ガソリンスタンド、ドラッグストアなどのQUICPayを利用できる多くの店舗で2%還元の恩恵を受けることができます。Apple PayでのQUICPay利用分も2%還元の対象です。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの還元率
ただし、QUICPay利用分2%還元は「QUICPayの利用金額が年間合計30万円(税込)に達する引落月まで」です。多くの店舗で利用できるQUICPayだけに年間合計30万円まででは足りないと思う方も少なくないと思います。月平均だと2万5千円しかないですからね。とはいえ、年間30万円のQUICPay利用で6,000円相当のポイントがたまるのはやはりお得なので、QUICPayを利用できる店舗をよく利用している方にはおすすめのカードです。
公式サイトセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード - 入会&利用で最大8,000円相当もらえる
早見表の「タッチ決済」のデータは実態と違ってしまっている。実際にはApple Payでタッチ決済を使えるカードはもっと多い
上のApple Pay対応早見表は、各カード会社と国際ブランドの公式サイトの情報を基に作成した表ですが、実態とは違った表になってしまっています。違ってしまっているのは「タッチ決済」の部分です。
なぜ違ってしまっているのかと言うと、実際にはApple Payでタッチ決済を使えるカードブランドなのに、公式サイトでは、「海外で利用できない(タッチ決済未対応)」となっていたり、タッチ決済についての言及がなかったりするからです。タッチ決済のデータを埋めるのに参考にしたページ一覧はこちら。
「皆様からメールやTwitterで頂いた情報」「ネット上の口コミ」「業界関係者から聞いた話」を統合すると、実態としては、MastercardとJCBとAmerican ExpressはApple Payに登録できればタッチ決済を利用できるという認識で基本的には問題なさそうです。ただし、VisaはApple Payに登録できたからといってタッチ決済を利用できるとは限りません。Diners ClubはApple Payのタッチ決済には未対応です。
Visa | Apple Payに登録できたからといってタッチ決済を利用できるとは限らない |
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Mastercard | Apple Payに登録できれば基本的にMastercard®タッチ決済も使える |
JCB | Apple Payに登録できれば基本的にJCBコンタクトレスも使える |
American Express | Apple Payに登録できれば基本的にAmerican Expressコンタクトレスも使える |
Diners Club | Apple Payのタッチ決済には未対応 |
「実態を早見表に反映させて」という声を頂くこともあります。私としても早見表を完璧なものにしたいですが、Apple Payでタッチ決済を使えたという確かな情報がいくつもあるカードなのに、カード会社に問い合わせてみると「できない」と回答されたり、公式サイトに「できない」と明記されていたりすることもあるので、実態を反映させてしまっていいのかなという思いもあります。カード会社によっては何か特別な事情があるのかもしれません。
どこまでの情報を載せるか悩んだときは、「カード会社や国際ブランドが公式にアナウンスしている情報」と「自分の体験談」のみを掲載することにしているので、情報を頂いた皆様には申し訳ないですが、実態を反映させず公式サイト情報通りの早見表のままにしています。引き続き公式サイトの情報が更新され次第、早見表を更新していきます。私が公式サイトの情報を見逃していたり、公式サイトが更新されているのに早見表が古い情報のままになっていたりするときは、メールかTwitterで教えて頂けるとありがたいです。
追記:各カード会社の公式サイトでApple Payのタッチ決済について明記されるようになってきたので、Apple Pay対応早見表もだいぶ実態に近づいてきたかなと思います。
清水 太郎
大手銀行系カード会社退職後、当サイトと世界一周ブログを運営しながら世界4周しました。旅をしたりしながらクレジットカードの情報を追いかけています。
Twitter:@k_creditcard