ラグジュアリーカードのダイニングイベント「ラグジュアリーアイコン」体験記


ラグジュアリーカードのダイニングイベントの様子
「ラグジュアリーアイコン」はラグジュアリーカードのダイニングイベント。イベントの開催が決まるとスマホのラグジュアリーカード会員専用アプリに通知が来ます。直ぐに予約が埋まってしまうことがあるので、気になる案内が来たときは早めの予約がおすすめです。ラグジュアリーカード ゴールドカード会員なら優先的に予約可能です。
ラグジュアリーアイコン
今話題のダイニングや⼀般アクセスできない会員制レストランで行われる特別なダイニングへご招待。
アイコニックなシェフ達が⽣み出す、⽐類なき極上のディナーへご案内いたします。出典:ラグジュアリーカード公式サイト
目次
ラグジュアリーアイコンの体験記
神楽坂の「SECRETO」での貸切ランチ

神楽坂の「SECRETO」
記念すべき第1回目のラグジュアリーアイコンは神楽坂のSECRETO(セクレト)で行われました。SECRETOは予約困難な人気店で、イベント当日時点では翌々月まで予約でいっぱい、それ以降の予約は翌月1日に受付開始といった状況でした。そんな人気店のSECRETOを貸し切ってのラグジュアリーカード会員限定ランチです。料金はドリンクのペアリング込みで1人20,000円(税込)。

液体窒素を使ったパフォーマンス
「SECRETO」はエンタメ性のある劇場型レストランです。液体窒素を使ったパフォーマンスは実益も兼ねていて、液体窒素で凍らせたフォアグラを削って使うなど、液体窒素の特性を料理に取り入れていました。
当日の料理(左から時系列順)
当日のドリンク(左から時系列順)
スペイン「エルブジ」やマンダリンオリエンタル東京「タパスモラキュラーバー」での経歴を持つ薮中シェフの料理は素晴らしく、液体窒素を使ったパフォーマンスも楽しかったです。予約困難な人気店になるのも納得の満足度でした。
スペインのエルブジと言えば、世界一予約の取れないレストランと言われ、ファンに惜しまれつつ閉店した伝説的なレストランですね。ドキュメンタリー映画「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」によると、年間200万件の予約希望が来ることもあったそうです。店内は全45席で、一年の半分しか営業していないので、座席数は年間約8千席。座席数約8千に対して予約希望数は約200万件、凄まじい競争率です。私も予約を試みたことがありますが予約できませんでした。

ショーが終わると壁に「ARIGATO!!」と浮かび上がりました。
「ドン ペリニヨン」と「京都の本家 たん熊 本店」のコラボレーションディナー

京都の本家 たん熊 本店。のれんがドンペリのロゴに変わっていた。
シャンパンの祖と言われるドン・ピエール・ペリニヨン氏の偉業を受け継ぐ「ドン ペリニヨン」と、京都の老舗でミシュラン1つ星獲得の「本家 たん熊 本店」がタッグを組んだペアリングディナーにラグジュアリーカード会員特別価格(税・サービス料込みで1人70,000円)で参加できました。高級シャンパンの飲み比べは、こういったイベントに参加するか、現地のワイナリーに行くかしないとなかなか体験できないので参加してみました。参加費は高額ですが、料理と合わせて飲んだドンペリの種類と量を考えるとかなりお得でした。

本家 たん熊 本店のうぐいすの間
お店に着くと鴨川に面したうぐいすの間に案内され、この部屋を私たち夫婦二人だけで使えました。部屋にはドンペリのボトルやドン ペリニヨン誕生の地「オーヴィレール修道院」の写真が飾ってありました。個室ではありますが、各ドンペリの説明にはその都度ドンペリのアンバサダーが来てくれたり、女将さんと4代目若主人が挨拶に来てくれたり、ドンペリの担当者がドンペリのおかわりを注ぎに来てくれたり、ドンペリを所有するモエ ヘネシーのプライベート クライアント ディレクターを紹介してもらえたりとイベントならではの賑やかさがありました。
当日の料理(左から時系列順)
当日の料理はドンペリとよく合いました。それもそのはずで、ソムリエの資格を持った4代目若主人がそれぞれのドンペリに合うように作った料理で、いつもとは味付けを変えているとのことでした。特にたん熊名物の「すっぽんの椀物」と「ドン ペリニヨン 2004 P2」の組み合わせは素晴らしいの一言でした。ぜひまた味わいたい!
このイベントで飲んだ5種類のドンペリ(左から時系列順)
出されたドンペリは、「ドン ペリニヨン 2013」「ドン ペリニヨン 2008」「ドン ペリニヨン P2 2004」「ドン ペリニヨン P2 1998」「ドン ペリニヨン ロゼ 2009」の5種類でした。通常のドンペリよりも高価なP2やイベント当日時点ではまだ日本未発売の「ドン ペリニヨン ロゼ 2009」も含まれています。
イベント当日時点でのドンペリP2の市販価格は、「ドン ペリニヨン P2 1998」がボトル1本12万〜22万円、「ドン ペリニヨン P2 2004」がボトル1本7万〜8万円ほどでした。グラス1杯100mlと仮定すると、ボトル1本は750mlなので、「ドン ペリニヨン P2 1998」はグラス1杯が1万6千〜2万9千円相当、「ドン ペリニヨン P2 2004」はグラス1杯が9千〜1万1千円相当ということになります。今回のイベントは、厳格に一人一人に出されるお酒の量が決まっているタイプのイベントではなく、お酒の進み具合を見て飲めそうな人には2杯目を注いでくれるタイプのイベントでした。私の場合、この2種類のドンペリP2だけでも、「ドン ペリニヨン P2 1998」を2杯、「ドン ペリニヨン P2 2004」を3杯飲んだので、市販価格で5万9千〜9万1千円相当分を飲んだことになります。日本未発売の「ドン ペリニヨン ロゼ 2009」は市販価格が分からないのではっきりとした計算はできませんが、飲んだドンペリの価値だけでも参加費の7万円を超えそうです!
お土産のドンペリのアロマキャンドル
お土産付きでした。ドンペリのアロマキャンドルです。また、紹介して頂いたモエ ヘネシーのプライベート クライアント ディレクターに連絡をすれば、在庫があればプレミア価格が上乗せされていない価格でドンペリP2を購入できるとのことで、ドンペリが好きな方にはこの繋がりも嬉しいのではないかと思います。公式からの購入なら品質面も安心です。P2よりもさらに希少なP3も在庫があれば売ってくれそうなニュアンスの話をしていました。
一緒に紅葉のライトアップも楽しんできた
ラグジュアリーカードの会員専用アプリに北野天満宮 もみじ苑の無料入苑チケットが来ていたので、「ドン ペリニヨンと京都の本家 たん熊 本店のコラボレーションディナー」の翌日に行ってみました。まだ紅葉が始まったばかりでしたが、これはこれで趣があるかなと思います。

左 ラグジュアリーカード会員専用アプリに来た案内 / 右 北野天満宮 もみじ苑のライトアップ
ラグジュアリーアイコン以前のダイニングイベント体験記
ラグジュアリーアイコンは2021年から始まったサービスですが、ラグジュアリーカードのダイニングイベントは2021年以前も開催されていました。ラグジュアリーアイコンは、これまでのダイニングイベントが定番化し、サービス名が付いたといった感じでしょうか。参考までに、私が過去に参加したラグジュアリーアイコン以前のダイニングイベントをいくつか紹介します。
ワインメーカーズディナー「ピーター・マイケル・ワイナリー」
ワインメーカーズディナー「ピーター・マイケル・ワイナリー」の様子
2017年10月に開催されたラグジュアリーカード初のダイニングイベント。ラグジュアリーカードのダイニングイベントはここから始まりました。ピーター・マイケル・ワイナリーからポール・マイケル氏を招いてのメーカーズディナーです。当日のワインリストのなかには世界的な影響力のあるワイン専門誌「ワインスペクテイター」で1位に輝いた「2012 Peter Michael Winery 'Au Paradis' Estate Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley」も含まれていました。
ワインリスト
- 2016 Peter Michael Winery 'L’Après-Midi' Estate Sauvignon Blanc Knights Valley
- 2015 Peter Michael Winery 'La Carrière' Estate Chardonnay Knights Valley
- 2015 Peter Michael Winery 'Ma Belle-Fille' Estate Chardonnay Knights Valley
- 2014 Peter Michael Winery 'Les Pavots' Estate Red Bordeaux Blend Knights Valley
- 2014 Peter Michael Winery 'Au Paradis' Estate Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley
- 2012 Peter Michael Winery 'Au Paradis' Estate Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley
「2012 Peter Michael Winery 'Au Paradis' Estate Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley」はさすがに1位になるだけのことはある美味しさでしたが、個人的には2014年のヴィンテージ「2014 Peter Michael Winery 'Au Paradis' Estate Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley」の方が美味しかったです。こういう飲み比べができたり、ワイン生産者からその日に飲むワインに纏わる話を直接聞くことができるのがメーカーズディナーの良いところですね。
カルトワイン「スクリーミング・イーグル」のディナーイベント
カルトワイン「スクリーミング・イーグル」のディナーイベントの様子
世界的にも有名なカルトワイン(評価が高く、希少で高価なワインのこと。定義には諸説あるそうです)であるスクリーミング・イーグルのディナーイベントです。会費はサービス料と税金込みで1人18万円!私の知る限りクレジットカードのディナーイベントとしては過去最高額です。ですが、ミシュラン2つ星のレフェルヴェソンスが会場で、このワインリストならむしろ安いと言っていいでしょう。イベント告知が平日の昼間だったのにもかかわらず、告知からわずか数時間で予約枠が埋まったそうです。
ワインリスト
- 2013 Screaming Eagle Second Flight Proprietary Red Napa Valley
- 2014 Screaming Eagle Second Flight Proprietary Red Napa Valley
- 2013 Screaming Eagle Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley
- 2015 Screaming Eagle Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley
- 2014 Screaming Eagle Sauvignon Blanc Oakville Napa Valley
ワインリストのなかには基本的には非売品の希少白ワイン「2014 Screaming Eagle Sauvignon Blanc Oakville Napa Valley」も含まれています。正規ルートで日本に輸入された数少ない1本とのこと。イベント時には「市場に出回ると60万円の値がつけられることもある」との説明でしたが、現在はさらに値上がっているようです。
「鮨 さいとう」貸切ランチ
「鮨 さいとう」貸切ランチの様子
予約困難な「鮨 さいとう」を貸し切ってのラグジュアリーカード会員限定ランチです。「鮨 さいとう」は10年連続でミシュラン3つ星を獲得し、現在は一般予約不可の会員制になった為にミシュランガイド掲載対象外になった名店。こちらのイベントは電話で案内が来ました。ラグジュアリーカード会員専用アプリには通知が来ていないイベントです。普段からラグジュアリーカードのダイニング系イベントに参加していたので特別なイベントに誘っていただけたのかなと思います。
ラグジュアリーアイコンを利用できる
カード | 概要 |
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ラグジュアリーアイコンを利用できるカードとしては最安の年会費。金属製カード。 | |
チタンカードより上位のカードだが、ラグジュアリーアイコンに関して言えばサービス内容はチタンカードと同じ。 | |
ブラックカードよりもさらに上位のカード。ラグジュアリーアイコンを優先的に予約できる。 |

清水 太郎
大手銀行系カード会社退職後、当サイトと世界一周ブログを運営しながら世界4周しました。旅をしたりしながらクレジットカードの情報を追いかけています。
Twitter:@k_creditcard